2019年04月08日

旧約と新約の目的は違う

旧約と新約では目的が違うと言う事。

ノアの箱舟の話は、アッシリアに伝わる『 アトラ・ハシース叙事詩』(紀元前18世紀アッカド語、粘土版3枚)に、その起源を見出すことができます。アッシリアの王宮の廃墟で見つけられ,今は大英博物館に保存されている一つの印章は,アシュル神を三つの頭を持つ神として表わしています。これが三位一体の起源です。

※アシュル神
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(アッシリアの太陽神)

またバベルの塔にちなんだ、神が言葉を乱しコミュニケーションを奪った話も同様です。旧約と新約では目的が違うと言う事。

※バベルの塔
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(旧約聖書の「創世記」中に登場する巨大な塔)

旧約は、イスラエル族の一神教としての統合を一義的に目指していた事は言うまでもありません。背景としては、ダビデ―ソロモン―レハベアム・・・と、イスラエル王国の治世はユダ族内で動く訳ですが、レハベアム時BC925年にエフライム族アラベアムが反乱をおこし、10氏族の支持の基サマリアを都とする北イスラエル王国に分裂した訳です。

この分裂の種は、この時突然産まれた物ではなく、モーセに率いられエジプト脱出後、BC1250年にカナンの地をハム系カナン人エブス族から奪い取り、12氏族に分け与えたのは、エフライム族アラベアムの先祖=ヨシュアです。このエフライムはマナセの兄弟であり、父ヨセフはエジプトで高官を務めていた事に注意が必要です。

※サレム(英語:Salem)は旧約聖書に登場する地名で、エルサレムを指す古称の一つである。「平和」「平安」を意味するシャーレームが語源であるという説や、この場所で礼拝された異教の神にちなんでいるという説もある。本来、カナンのエブス人が住んだ町で、南東丘をさす「シオン」とも呼ばれた。
「蝦夷」=カナン先住民のエブス人・ヒッタイト人・・フェニキア人

つまりBC1250から925までの300年間、12氏族の中での権力闘争が潜在的に存在していたと言う事で す。乗っ取ったハム系の地に存在するバール教、エジプト由来の宗教、これらをユダ族主体の一神教に統合するために、「イスラエル民族の絶対神」=ヤハウェ にちなむ神話が必要になったのです

※バール神
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(カナン地域を中心に各所で崇められた嵐と慈雨の神)
posted by r at 14:30| Comment(0) | 宗教